
◆PARS-TRは自閉スペクトラム症の診断補助情報および支援関連情報を得ることを目的とし日本人の専門家によって開発されました。正式名はParent-interview ASD Rating Scale – Text Revision(親面接式自閉スペクトラム症評定尺度 テキスト改訂版)といいます。PARS-TRはチェックリストやアンケート方式ではなく、親に面接することで情報を収集することが特徴です。親との双方向の面接により、深掘りして情報を確認することができます。つまり面接者の技量により情報の質が左右されます。PARS-TRを実施することで対象児者の適応困難の背景に自閉スペクトラム症の特性が存在している可能性を把握することができます。
◆CARS−2(Childhood Autism Rationg Scale-2)は主に直接観察によって自閉スペクトラム症を評価するためのツールです。
知的障害のある自閉症と幼児を評価するCARS-ST (Standard)と知的障害のない小学生以上を評価するために開発されたCARS-HF(High-Function)の二つのバージョンがあります。「対人交流」や「変化への抵抗」など15領域について得点をつけ、総合点で自閉症特性を評価し、診断の補助とするための評価尺度です。
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